西九州伝道所
教会の教師
CHURCH STAFF
| 牧 師 | 佐々木 正明 |

教会の概要
CHURCH PROFILE
| 所在地 | 長崎県佐世保市小佐々町楠泊1822 |
| 伝道開始 | 1991年4月1日 |
| 献堂履歴 | |
| 歴代担任教師 | 佐々木 正明 (1992年3月~ ) 佐々木 陽子 (1992年3月~2020年10月) |
| 備考 |
教会の沿革
CHURCH HISTORY
西九州伝道所は、学びと宣教活動のために、フィリピンで18年間過ごして来た佐々木牧師が、宣教活動を終えて帰国したことを契機に、始められたものです。帰国直後の休養期間に、九州教区の指導的立場におられた牧師たちの要請を受けた佐々木牧師が、佐世保市周辺の伝道活動のために赴任したのは、1991年の春のことでした。
佐世保市には、かつて1970年ころ、宣教師の努力によって始められた、旧佐世保教会がありましたが、残念ながら、これは諸事情のために閉鎖されてしまいました。それで、教区の牧師たちは、佐世保での働きを再開しようと祈り続けておられたようです。それで、佐世保市の伝道の働きは、九州教区の牧師たちの祈りの結実として、再開拓という名目で始められました。
佐々木牧師は人口激減中の地方都市の実情を見、また、宣教師としての数多くの開拓経験から、佐世保市では、教会堂を持たない伝道をしようと心がけてきました。そのために、牧師の住居として入手した、隣町にある小さな集落の建物を伝道活動にも用いながら、礼拝会などの主な活動は、市の中心地にありながら、公に宗教活動が出来る建物やホールなどを借用して、聖書が示す教会の在り方を追求してきました。折しも佐世保市では、ハウステンボスという大きなテーマパークの開園と、フィリピンに有ったア米海軍基地の閉鎖によって、佐世保の米海軍基地の強化に伴う人口流入が重なり、不動産物件の高騰が起こっていましたので、充分な資金があったわけでもないなかでの、このような伝道方法が最適であったとも判断しています。
それから、30年を超える活動を継続してきましたが、ここ数年は牧師夫人の数年にわたる療養に続く昇天、コロナウイルスの蔓延、佐々木牧師の癌手術と療養などのために、礼拝会などはもっぱらズームによって続けて参りましたが、2024年に至って、信徒たちが一堂に集まっての礼拝会も、再開するようになりました。牧師の健康状態のためにズームによる礼拝会と、半分半分という状態です。
また教会の特徴としては、西欧で発達したキリスト教は、西欧の歴史、生活環境、考え方など、すなわち西欧の文化の中で、西欧の人々の生活に適するように、西欧の人々に都合がいいように組み立てられた宗教であると理解し、それをただ輸入しただけの宗教では、日本人には不適切なところが多いと反省し、本当の意味でキリストの教えに立つ信仰と、確実に聖書の教えを基盤とした、教会の在り方を追及しているところです。
日本のプロテスタント教会でも、プロテスタント教会の素晴らしい伝統に立って、聖書信仰を謳い、聖書に立脚した信仰を語ると自負している教会はたくさんあります。しかし残念ながら、西欧のキリスト教自体が、聖書に基盤を置くと言いながら、聖書の教えからは乖離してしまい、自分たちの西欧的な神学、西欧的な信仰を、伝統的に語っているところが多いと思われます。はたして、本当に聖書の教えに立脚しているか、考え直し、思い直し、調べ直していかなければならない時が来ています。
アメリカやイギリスやドイツやスカンジナビアの諸国からもたらされた信仰の形では、大多数の日本人の心に寄り添うこと出来ません。この日本で、現在のような信仰の形態や教会の在り方を、是とするような伝道をそのまま続けようとするなら、日本の教会に望みはありません。聖書の教えに戻る、キリストの教えに戻る勇気が必要です。
私たちの教会は小さいながら、そのような大胆なことを信念にしながら、信徒たちの交わりと、信仰の証と伝道を大切にして活動しています。
地図と写真
MAP & PHOTOS


