釜石開拓
通称:釜石アメイジンググレイスセンター
教会の教師
CHURCH STAFF
| 牧 師 | 吉岡 敬蔵 |
| 吉岡 真美 |



教会の概要
CHURCH PROFILE
| 所在地 | 岩手県釜石市大町3-9-3 |
| 伝道開始 | 2011年3月 |
| 献堂履歴 | 2011年11月24日 |
| 歴代担任教師 | 吉岡 敬蔵(2021年3月~ ) |
| 備考 |
教会の沿革
CHURCH HISTORY
釜石開拓は2011年3月11日に起こった東日本大震災に端を発する。地震により発生した大津波は三陸沿岸の町々に壊滅的な打撃を与えた。多くの命が失われ、家屋を失った多くの人々が長期の避難生活を余儀なくされた。このような状況の中、青森ジョイフルチャペルの澁谷友光師は北海道クリスチャン宣教ネットワークと協力し悪路の中釜石に向かい、物資を運び炊き出しなど、被災地に寄り添う愛の支援と宣教を開始した。また教団は対策本部を立ち上げ被災地支援の方針を打ち出し、釜石市に支援センターを設置することを決定した。そして2011年11月24日に「釜石AG支援センター」を開所した。このように釜石開拓の歴史は未曽有の震災により大きな被害を受けた人々に対する「愛の支援」から始まった。
支援センター開所後、多くの方々がこの地を訪れ、センターを拠点とした支援活動を行った。特に十條基督教会の支援チームは毎月定期的にチームを送り、精力的に支援を行い、多くの人々が支援活動の度にセンターに集うようになった。このような状況の中、更なる支援と宣教の拡大のため、釜石に常駐する者が必要となった。この必要に応えたのがハワイ第一アッセンブリー教会で、2013年8月に吉岡敬蔵師をリーダーとする6名の宣教チームをハワイから派遣した。ハワイチームは精力的に仮設住宅を訪問し、お茶会、フラダンス、英会話などをセンターで継続的に開催した。そしてこの年の12月にセンターでの礼拝を開始し、支援を通じてセンターに通うようになった人々へのより直接的な福音伝道を開始した。
2015年春に吉岡師を除くチームメンバーが帰国した。翌2016年4月に吉岡師は真美姉妹と結婚し、吉岡師夫妻を中心とした宣教活動が始まった。この頃、近隣の幼稚園や小学校への伝道の扉が開かれた。近隣の小学校と協力し、子供たちの放課後の居場所として支援センターを解放する「AGキッズ」を開始した。また月に一度、近隣のこども園を訪問し「こども礼拝」を通して福音を伝える機会が与えられた。こうした活動を通してセンターに子供たちやその親の世代も集うようになり、釜石の未来を担う若い世代にも神の愛を伝える活動に扉が開かれていった。2021年3月には、ハワイからの宣教師という形で宣教に従事していた吉岡師が中央聖書神学校通信課を卒業し教団に所属。伝道師に就任した。
このように神の恵みと継続した愛の支援を通して釜石の多くの人々に宣教の扉が開かれていったが、三陸沿岸は福音宣教が非常に難しかった地であり、支援を通じて神の愛を感じつつもキリストを救い主として受け入れ信仰に入る人は少なく、津波後に信仰を持った2、3名と共に礼拝を守っている状況であった。そんな中、コロナ過にZoomによるオンライン礼拝を開始し、遠方に住む方々がZoomで礼拝に参加するようになった。神の不思議な配剤である。2023年はコロナ感染が一段落し、震災を契機に始められた岩手県内の宣教ネットワークを通して、釜石にも海外からの宣教チームが再び来るようになった。主が始められた御業は終わることがない。
震災を契機として始まった釜石宣教は12年を経過したが、この地にはまだまだ多くの救いを必要としている魂が存在している。これからも神の愛に基づく魂の支援を継続し、神の栄光が輝く教会形成の道を進んでいきたい。
地図と写真
MAP & PHOTOS

